企業年金の運用をめぐり、「AIJ投資顧問」のずさんな運用実態、その結果の業務停止命令などがマスコミを賑わしております。
この度のAIJをめぐる不祥事に関して、「年金共済まごころ」「年金基金」では、AIJ投資顧問への運用の委託は一切しておりませんので、ご安心して頂きたいと存じます。
なお、年金基金の資産運用の委託は、2010年3月末まで、国民年金法及び関連省令等に基づき、1口目(基本分)を国民年金基金連合会で運用、2口目以降の35%を同連合会の共同運用事業に委託し、残り65%を自主運用分として、生命保険6社、信託銀行2社(幹事委託会社は日本生命)に運用委託してきましたが、運用実績及び国民年金法10章2節に明文化されている国民年金基金連合会の社会的信頼性をも加味して、全ての資産を国民年金基金連合会の共同運用に移行しています。
また「まごころ」の資産運用の委託は、日本生命・明治安田生命・富国生命・太陽生命・第一生命の生保大手5社に分散して委託しております(幹事会社は日本生命)。各受託会社からは、4半期ごとに会社本体の決算と企業年金部分の決算及び運用状況の詳細を報告させ、その際には、「ゾルベンシーマージン比率(保険会社の保険金等の支払能力の充実度の比率)」や金融関連会社としての「国際評価水準」なども、その都度チェックをしております。
カテゴリ:お知らせ 投稿日時:2012/04/02